日本語学習者(誰に教えるのか)
どのような立場の人たちが日本語教師のサポートを必要としているのでしょうか。
まずは、
【1】国内(=周りの人たちが日本語を話している環境にある)と
【2】国外(日本語環境にない)
に大きく分けて、それぞれどのような人たちが日本語を学んでいるのかを紹介します
(正確なカテゴリ分けは実質できませんが…)。
【国内】
1.就学生
日本の大学や専門学校への進学や、
就職を目指して日本語を学んでいる学生たちのことです。
日本語学校や専修学校で「日本語を学ぶこと」を目的として、
「就学ビザ」というビザで来日しています。
2.留学生
日本の大学で留学を目的として来日した学部生や修士、博士、
交換留学生(研究生や聴講生)などで、
日本語は大学の留学生別科で学んでいます。
彼らは、「留学ビザ」で来日しています。
<関連ウェブサイト>
・留学生受け入れの概況や進路状況など:日本学生支援機構の各種統計等
3.外国人労働者(日本で仕事をしている社会人)
日本で就労している外国人です。
労働を受け入れている日本の視点から外国人労働者と呼ばれています。
産業別では、鉱工業分野で働く労働者の割合が最も多いといわれています。
その他、卸・小売・ホテル業、農林水産業、その他のサービス業などがあり、
今後は現在就労することが認められていない分野においても、
受入れを拡大する方向で議論が進められています。
また、「技術研修生」も、一般の作業員と同じ作業に従事していて、
報酬を受けていれば、労働者とみなされます。
4.外国人労働者の家族-主婦・主夫・その他の家族・外国人児童生徒
外国人労働者の家族です。
共に来日した人たち、後から呼寄せられた人たち…
と来日した事情は様々です。
成人と子供、それぞれに合った日本語支援が必要とされています。
5.日本人の配偶者を持つ家族
日本人の配偶者となった人たちで、
海外で知り合って来日してきた人、
日本で働いていて知り合って定住した人と、
日本で暮らすようになった経緯は人それぞれです。
6.帰国子女
明確な定義はないのですが、家族の仕事の事情で、
長期海外で暮らして、その現地の教育を受けた子供たちのことです。
滞在期間や教育機関、家庭での言語環境によって、日本語能力は様々です。
7.中国帰国者
戦後も中国大陸に残された日本人(中国残留邦人)が、
1972年の日中国交回復後、引き上げ事業によって、
日本に永住帰国をした人々のことです。
残留婦人や残留孤児に加え、その同伴家族も帰国者と呼ばれています。
日本語支援は、来日した経緯や定住する地域の事情、
帰国者自身の年齢によって様々です。
<関連ウェブサイト>
1. 中国帰国者支援・交流センター
2.同声・同気
8.インドシナ難民
ベトナム戦争終結の前後に、
新しい政治体制がベトナム・ラオス・カンボジアで発足しましたが、
この新体制になじめず国外に脱出した人々がおり、
インドシナ難民(ベトナム難民、ラオス難民、カンボジア難民の総称)と呼ばれています。
<関連ウェブサイト>
難民事業本部
【国外】
1.初等・中等教育機関の生徒
異文化理解教育の一環として、または、
外国語科目の一つとして日本語を学んでいる小・中・高校生です。
「日本語」が中高や大学の受験科目となっている国もあるので、
受験勉強のために学んでいる子供達もいるようです。
2.高等教育機関の学生
大学や短大などの高等教育機関で、
日本語を専門として、または外国語教科の一つとして日本語を学んでいる学生達です。
3.日本企業で働いている人
海外に進出した日本企業で働くビジネスマン・ビジネスウーマンたちで、
企業研修の一環として社内外で日本語研修を受けています。
4.その他
日本留学を目指す人や、日本人の親を持つ子供、日本企業への就職を目指す人など
以上,日本語学習者と一言で言っても,
背景は様々であることがわかります.
